今年は新年会の会場が変わって駒込でした。
参加者の中には、会場のレストランまで家から歩いて10分という会員がいて、え~、と
自分に不満が湧きました。松本からだと3時間半。でも、もっと遠い九州や東北からの
参加者もいる、そう思うと不満が引っ込みました。
会場のレストランは東洋文庫に併設されていて、小岩井牧場直営ということで、食いしん坊の
私は楽しみでした。お料理はおいしく、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
東洋文庫では解体新書が公開されていて、貴重なものをみることができました。解体新書が
書かれた時代は、病気は体の中に住み着いた虫が引きおこすものと考えられていたようで、
病気の原因は虫とされていたようです。虫はその病ごとに種類が違っていて、この病気は
この虫みたいな考え方だったようです。原因の虫たちは細部まで詳細に描かれていて、
その通り信じられていたのでしょう。
体が悪くなる意味で、蝕む(むしばむ)、蝕まれる、という言葉があります。この言葉はもしかしたら、
このように病気の原因は虫という考え方から生まれた言葉かもしれないと思いました。
一文字一文字手書きですから、昔の人は凄いな~と思いました。
当時は医師免許というものがなかった時代で、家業的に医者を継いでいたということに驚きました。
東洋文庫の名の如く、書棚の本は圧巻で、しかも美しかったです。
お聞きした年の波動を活かした一年にしたいと思います。